黒石市の新たな文化の拠点「オリンパス黒石市立図書館」に伺ってきました。土曜日の午後、御幸公園側の入り口から入ってみると、静寂の中に心地よい環境が広がっていました。「新しい図書館を利用してみたいけれど、どんな雰囲気なんだろう？」と、まだ利用したことがない黒石市民の方は、この図書館が持つ魅力を知れば、きっと足を運びたくなるでしょう。この記事で魅力あふれる図書館の世界を一緒に探索してみましょう！
オリンパス黒石市立図書館の施設概要
・アクセス
青森県黒石市大字内町24番地1
弘南鉄道黒石駅から徒歩8分
・電話
0172-53-2188
・開館時間
午前9時～午後6時
・休館日
毎週月曜日
（月曜日が祝日の場合その翌日）
年末年始
（12月29日～1月3日）
駐車場は、御幸公園または黒石市役所駐車場が利用可能です。
閲覧席が56席、学習席35席、交流スペース20席となっています。
トイレは二か所。オストメイト付き多目的トイレ、授乳室あり。
館内用の貸出車いすもありました。
簡単ではありますが、施設概要をまとめました。詳しい施設の情報やお問い合わせは直接「オリンパス黒石市立図書館」へご連絡することができます。
では、ここからはさっそくレビュー内容に入らせて頂きます。
図書館内フロアの雰囲気と特徴
御幸公園側の入り口から入りますと、すぐに本の貸出機や蔵書の検索機がおいてあり、本の滅菌機までありました！そして、奥に受付カウンターがあります。機械のやり方がわからないときはスタッフの方が対応してくれます。
キッズスペース・交流スペース
交流スペースでは、軽食や飲み物を飲むことができます。
キッズスペースでは、お子様がゴロンとして本をよんだり、子供用の椅子に座って読んだり、本に向き合えるような施策になっていて、本棚も120cm～130cmくらいでしょうか？一番上の段の本も4歳～5歳くらいの子供でもでとれるような高さになっています。
一般書本側の特徴
受付カウンターから左に進みますと、ずらりと本棚が並びます。
こちらの本棚は約150cmほどになっていて、キッズスペースより高い。
本棚の前でつい立ち読みしたくなっても、このようにちょこっとのスペースに椅子が設置してあり、まったりできるようになっています。ちなみに上の写真は椅子正面は壁で、広い図書館の中でも一人だけの空間に感じ、とてもリラックスできる場所と感じました。
郷土資料コーナーで発見したもの
黒石市の高校生が授業の一環で作成された、絵本や漫画がならんでいました。
筆者である私も普通に2冊読ませていただきました。婚活のお話の本がありまして、面白くて「続きはどこだ？」とつい気になってしまいました。
表紙やイラストも手作りな印象、アイディアは宝物だと思いますので、写真はわざととりませんでした。ぜひ図書館に来た際にチェックしてほしいと思います。
2階の学習室や読書テラスについて
２階には階段・エレベーターで行けます。
学習スペースは仕切りのない空間で横一列並びで座ることができます。学習室は仕切りがついてあり、より読書や勉強など自分の作業に集中できそうです。
ちなみに、取材時はすでに利用者さんがいまして、みなさん集中していらっしゃたので、こちらのスペースも写真撮影を控えた場所です。ちなみに、学習スペースは各席に読書灯とコンセントの差込口がありました。PCやタブレットの充電も可能でありがたいですね。
＼ ここで補足事項 ／
図書館内は通常の電波が届きにくいです。
しかし、フリーWi-Fiがあります。
受付でその対応をしてくれます。
ゲストで10分、メールアドレス登録で1回一時間の利用が可能です。
ネットにつながる電子機器に触れることが難しい環境であるため、本や勉強に集中できる図書館ということで、良いのかもしれませんね。
そして、テラスは学習スペースを抜けた先にあります。取材時は施錠されていてました。
市民活動室
市民活動室は金平成園側の入り口からすぐです。
20人程度が利用できる多目的スペースとなっています。取材時はイスとテーブルが並べてありましたが、翌日はこどものつどいで絵本などの読み聞かせ・映写会があるということでした。
翌日「こどものつどい」に参加してみました。
一般的な図書館のイメージと違い、本当に地域の交流の場となるような印象でスタッフの方が優しく緊張を解き、すんなり子供たちが入れて、本の時間を楽しんでいました。
オリンパス黒石市立図書館の印象
写真からもお気づきの方もいらっしゃると思いますが、こちらの図書館はこんな特徴があるんです。
・点字ブロックが敷いてある
・タブレットの貸出
・エレベーターの設置
・エレベーター中や館内にあるフロアマップに点字
・オストメイトトイレ・授乳室
・車いす
とっても優しいと思いませんか？大人から小さい子供、高齢者や、授乳中のお母さんにも利用しやすい施設。「優しさ・思いやりに溢れる図書館」それが、オリンパス黒石市立図書館の印象です。
また、たくさんの本が置かれていますが、開放感があります。
「色々な場所（スペース）で本が読みたくなる」そんな印象も感じました。
実際の利用者さんにインタビュー
実際にオリンパス黒石市立図書館を利用している、黒石市民の方にお話を聞かせてもらいましたので紹介していきたいと思います。
学生さん/女性
利用頻度：週に一回
歴史の本が好きです。
主婦さん
利用頻度：月に１、２回ほど
小説が好きで、来た時には5冊借りています。
こんな人におすすめ
好きな本を好きなように読めるのがとても良いよ！
小学生とママさんの親子
利用頻度：週に一回
子供が宿題をしたり、学校にない本があったりして子供が利用しやすいです。一年前から利用しているんですが、本についての会話も多くなり、記憶がすごいなと。通いやすいので、たくさん本を借りるのに便利です。
こんな人におすすめ
多読をするなら図書館を利用するのがおすすめです。興味のある本を試せるし、本を読むメリハリになります。
ご協力して頂いたみなさん、ご利用中にもかかわらず、お付き合い下さりありがとうございました。
おすすめの利用シーン
１、読書や勉強の場として
静かな環境で、自分の作業を行うことができます。
図書館内は、ノートに鉛筆で書くときの音が聞こえるほど、無駄な雑音がなく集中できます。
２、新しい趣味をみつけられる
イラストや絵、園芸や料理、薬学やITについての本もあり、まるで本屋さんで立ち読みし放題の感覚です。
３、親子の時間として
お家で本を読むのとは違い、誘惑がない分、本と向き合うことができ、新しい親子の会話も増えます。
４、リフレッシュとして
館内の静けさと居心地の良さから、長居してしまうほど。
日々の疲れを癒す、リラックス効果があると感じます。
借りた本の返却について
借りた本は受付へ返却、開館時間外の場合は、入口横の返却ポストに返すことができます。
借りる場合は、一人５冊まで14日間借りることが可能です。
また、初めて利用する方は「利用者カード」を作成するため、身分証明が必要になります。
オリンパス黒石市立図書館のまとめ
「日々の生活の中はこんなにも、音であふれているのか」と感じるほど、静かな環境がとっても居心地が良かったです。
学び舎としての役割はもちろん、リフレッシュの場としても最適です！
自分の時間を大切にしたい方
地域のコミュニティに参加したい方
友人と過ごす時間や知識を求める方
利用する皆さんにとって
オリンパス黒石市立図書館はきっと心地よい場所となると思います。
ぜひ、図書館の扉を開け、新しい知識や発見を見つけてみてくださいね！
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
図書館の館長さんをはじめ、対応してくださったスタッフの方々、利用者の皆さん、ご協力いただきありがとうございました。
【更新】オリンパス黒石市立図書館の写真撮影
オリンパス黒石市立図書館で、写真撮影をする場合は受付にて「写真撮影の許可」を受けましょう。
使用者の皆さんが、不快な気持ちにならぬよう配慮する為、施設内のルールを守って利用しましょう。
